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戸籍が繋がらない?

相続登記をするには、被相続人(亡くなられた方)の出生から死亡までの戸籍謄本を取得して、被相続人の相続人が誰なのかを確定する必要があります。

 

しかしながら、まれに戸籍の一部が取得できない場合があります。

 

まず、除籍の保存期間が切れた場合です。

前回のコラムでも登場した除籍ですが、平成22年6月1日以降は政令で150年間存続されるように定められています。

しかし、150年という期間は、あくまでも平成22年6月1日以降の除籍に関するものです。

それ以前は除籍となってからの存続期間は、80年でした。

そのため、出生から死亡までのつながりが証明出来ないことがございます。

過去当事務所でも除籍の保存期間が切れて、相続人を探知出来ない事がありました。

 

また、戦災で戸籍が焼失して戸籍が取得出来ないこともあります。

昔はご存じの通り紙で保存されていました。

原本を含め副本等も戦災で燃えてしまうと戸籍を復元することが出来ませんでした。

過去当事務所でも空襲により戸籍が燃えてしまい、相続人を探知出来ない事がありました。

 

ちなみに、現在では、戸籍はコンピューターによりデータ管理してます。

最近では東日本大震災によって滅失した戸籍データを復元したことが発表されたことは新聞等でご覧になった方もいらっしゃると思います。

 

東日本大震災により滅失した戸籍の再製データの作成完了について

 

ところで、かつて日本だった地域も、当時は戸籍によって管理されていました。多くの場合は失われていますが、現在も保存されている場合もあります。

例えば、旧樺太の戸籍は、ごく一部の村に関するものは、現在でも取得出来ます。

意外と思われる方もいらっしゃると思います。

取得窓口は他の戸籍とは異なり市区町村ではなく外務省アジア大洋州局地域政策課外地整理班です。

 

旧樺太の戸籍に関する証明について

 

2016年2月16日 18:15
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