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「除籍」、「改製原戸籍」って何?

戸籍には、「除籍謄本」や「改製原戸籍」などの種類があります。

 

一つの戸籍に記載されている者の全員が死亡、婚姻、離婚、転籍などの理由で除かれた場合などに、その戸籍は閉鎖され、「除籍」としてそれまでの記録が保存されます。

ちなみに、戸籍の電算化前の除籍に記載されている全員を証明する証明書を「除籍謄本」と呼びます。

戸籍の電算化後に除籍となった場合、その証明書は「除籍全部事項証明書」になります。

 

戸籍法の改正に伴い、管轄省令により戸籍を改製した際に、戸籍の書式が変更されると、それまで使用していた戸籍を新しい書式に沿って作り直します。

その元となった古い書式の戸籍が「改製原戸籍」です。

 

この改製ですが、昭和以降では2回実施されています。

 

まず、昭和32年6月1日法務省令第27号による改製が行われました。

この改製は、昭和22年の民法改正に基づき、戸籍法が改正されたことによる改製です。

それまでは、戸主を中心として「家」を一つの単位とし、そこに帰属する兄弟やその妻、甥、姪などの一族全員を同じ戸籍に記載していましたが、この改製によってより小さく「夫婦とその子」を単位として編成されました。

実際の改製作業が行われた時期は、自治体によりばらつきがあり、昭和33年から40年頃にかけてです。

 

次に、平成6年法務省令51条附則2条1項による改製が行われました。

この改製は、戸籍事務の電算化による改製です。

この改製によって戸籍が縦書きから横書きになり、記載方式が、それまでの戸籍に記載された個々人の事情を文章にてまとめていた方式から、項目毎に整理してより端的にまとめるようになりました。

この改製作業も自治体ごとに行われるため、実施時期は自治体によって異なり、現在においてなお未改製の自治体があります。

 

 

2016年2月 8日 18:28
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